酒米は諏訪産美山錦 酵母は7号酵母 水は霧ヶ峰の伏流水、造り手も諏訪人と、すべて諏訪にこだわったお酒です。 落ち着いた穏やかで、酸を感じる味わい。 川魚の唐揚げ、魚の味噌漬け、野沢菜漬けなど、淡白で油っぽくない諏訪の郷土料理によく合います。 蔵の歴史 宝暦6年、創業者である宮坂伊三郎が酒株を譲り受け酒造業をはじめたのがはじまりです。 屋号は志茂布屋(しもぬのや)。当時、上諏訪町(今の諏訪2丁目のあたり)には13軒の造り酒屋があり、その内の1軒でした。 ご先祖は諏訪の町の文化、商売の発展にも尽力をしていたようで諏訪湖に川えび、しじみを放流したり諏訪旧蹟誌という書物をまとめたり、神社の神主をやるなど酒造業以外の活動も多かったようです。 明治、大正、昭和と激動の中、屋号も志茂布屋から現在の酒布屋に改めます。 富士見乙事出身の北原太一前杜氏は現在の本金の基礎を築き、本金に初の全国新酒鑑評会金賞受賞の栄誉もあたえてくれました。この受賞は山田錦が多く賞を占める中、長野県産美山錦での受賞と意味のあるものでした。 そんな北原太一杜氏の名前を頂いた「からくち太一」は本金の代名詞、看板商品として本金の主力となっています。 平成の世に入り、現在本金の製造量は100石強。「本金」のブランドに込められた「本当の一番(金)の酒を醸す」ことを目指し努力を続けています。