如是姫像

長野の自由の女神

長野駅前にたたずみ善光寺の方角を向いて香花を捧げ礼讃している阿弥陀如来像。 日頃欲深く、不信心な長者がやっと一女に恵まれ大層喜び「意の如く得た姫」と名付け可愛がっておりました。 ある時、如是姫が流行りの疫病にかかり、娘の命を助けてくれと涙ながらに長者はお釈迦様におすがりした。お釈迦様は西に向かい南無阿弥陀仏を唱えるよう諭され、長者は教えに従い一心に御名を唱えると、阿弥陀如来と観世音菩薩と勢至菩薩様が西の門の上に現れ光を放ち、その光が如是姫の枕元に届くと病気はすっかり治ります。 この像は病気の回復を感謝して善光寺如来に礼讃している姿とされてます。 近代まで女人禁制の寺院が多く存在した中、善光寺は女性の立ち入りが許された稀有のお寺でした。 積極的に女人救済が謳われてきた善光寺に欠かせない如是姫は、さしずめ長野の自由の女神と言えます。

アクセス
長野駅善光寺口駅前広場

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