善光寺本堂には108本の柱があります。この数は、人間の煩悩の数をあらわしているそうです。 善光寺本堂入口にある柱が大きくねじれていますが、これは弘化4年(1847年)に起きた善光寺地震(M7.4)の際にねじれたものと伝えられてます。 この大地震に耐え本堂を守ったこの柱を俗称して地震柱と呼ぶようになりました。 しかし実際は柱の経年変化による変形であると考えられています。 当時の宮大工は経年変化を予測して、左右の柱が互いに外側に回転するように用材を選択し向拝自体に変形が及ばないよう配慮されたということです。