江戸時代における門前町の商家「油問屋三河屋庄左衛門商店」を移設保存した歴史を伝える代表的な建物で、国登録文化財として登録された貴重な文化財です。 江戸時代中期頃から菜種油製造問屋で菜種油(水油)や蝋燭等を扱い、母屋は1847年(弘化4年)の善光寺地震の直後から3年ほどかけて再建したと言われています。 軒裏まで漆喰で塗り固め、中庭を囲む土蔵群と塗り籠められた高い塀によって、隣接家屋からの延焼を防止しようという防火構造は幕末の門前商家の生活を感じられる見どころの一つです。 その他に、市民の自主的な学習活動や、創作活動の成果を展示発表しています。